小さなとびらの向こうに広がる、大きな世界

4年前かぁ…
ここから新たな世界が広がったなぁ。。

 

今朝、フェイスブックを開けて
「過去のこの日」として
最初に目に入ってきた
この4年前の写真を見て、そう思いました。

キャンピングカーの旅を始めた最初の写真

 

 

「次回は、キャンピングカーをレンタルしよう」

 

初めてセドナを訪れたときに、
たくさん見かけたキャンピングカーに感化され
デイヴィッドが言ったこの言葉から
すべては始まりました。

 

さほどピンとこなかった私は、
レンタルの手続きはデイヴィッドに丸投げ。

 

それでも、情報収集する彼の〈つぶやき〉が
時々耳に入って(笑)

「$◯◯~」といううたい文句でも
実質、あれこれ追加料金がかかること、

だったら、
いっそ中古を買おうと思い始めてること、

そしていつしか
ネットオークションで入札していること…

が、漏れ伝わって(?)きました。

 

そのたびに

(えぇ、マジで…)と内心ビビる私。

 

ある朝、自分でも信じられないという表情で
「…落札できてしまったよ。。。」と。

 

えーーー!!!

 

いくつものオークションで入札するも
いつも落とせなかったから
今回もどうせ無理だろう、と
本人も期待してなかった様子。

 

聞けば、売り手は業者ではなく
個人の方。

 

見知らぬ人からクルマ、しかも
キャンピングカー買うなんて…
ホントに大丈夫なの?

(モヤモヤモヤ…)

 

母親に似て、心配が得意な私は
不安の種を上手にたくさん見つけました。

 

が。

 

もう落札してしまったのだから、仕方ない。

 

すべては大丈夫、うまくいく!
とこれから起こることを信頼し、
心配も手放すことに。

 

結果、
心配をやめて正解!でした。

 

前のオーナーさんはとてもいい方で、
クルマはメンテナンスが行き届いてました。

 

古いけれど、よく走ってくれます。
小さいけれど、だからこそ私にも運転しやすく
普通の駐車場にも収まって便利…

と、まさに
私たちにピッタリの1台との運命の出会いでした。

 

 

 

あれから4年。

 

私たちのキャンパー(キャンピングカー)には
サンスクリットのオームからとって
「Om Home(オームホーム)」と命名しました。

 

当初、Om Homeは前オーナーから譲り受けた
バージニア州に車両登録しました。

 

そう、レンタルと違って
名義変更はもちろん、車両登録など、
事務手続きが伴います。

 

クルマを譲り受けた翌朝、バージニア州で車両登録を終えて、ナンバープレートをゲットしたところ。

 

その後しばらくOm Homeは
オクラホマに停めておくことになったので
登録もオクラホマ州に変更。

(なので、今はオクラホマナンバーです)

州によって、登録費用が違ったり
ナンバープレートが後ろしか要らないなど
ルールが異なるのが興味深いです。

 

もちろんハワイでクルマを持っているので
ハワイ州に登録していますが、
他の州との違いを目の当たりにして
「州制」とはこういうことなんだぁと。

 

日本の、全国一律に同じ、しか知らなかった私には
こんなことでさえ「新しい世界」でした。

 

 

セドナではいつもの場所で湧き水をクルマのタンクにチャージ

 

Om Homeが広げてくれた私の知見は
これだけではありません。

 

ロードトリップで
広大な土地にまっすぐ伸びるハイウェイを
ただひたすらドライブして
初めてわかることが、たくさんありました。

 

景色の素晴らしさとか、
この世のものとは思えない不思議な地形とか、
そこで感じる風、匂い、温度…

は、もちろんのこと、

 

過去の出来事、つまり
ネイティブアメリカンと入植者との歴史や
それぞれの立場など…

を、目の前の大地に照らし合わせて初めて
アメリカ人の国民性の理由が
「ああ、そういうことだったのか」と
わかってきたのです。

 

 

 

よく「文化の違い」と簡単に言いますが
何でも京都式が当たり前だった私にとって、
ときに、
そのギャップは埋めようのないものに感じられ
理解しえない部分がありました。

 

それが、ロードトリップを重ね
彼らが住んできた土地と風土をよく見ると
彼らの言動は、この環境に由来してるのだと
少しずつ、点が線へとつながったのです…。

 

こうして
私の世界は物理的な行動範囲だけでなく、
深く自分の内側にも広がりました。

 

モニュメントバレーのキャンプ場にて

 

さらには、ロードトリップが高じて
来月はお客さまをお連れするセドナツアー
開催するに至りました。

 

Om Homeはビジネスの機会まで
もたらしてくれたのです。

 

 

…ということに思いを巡らせて出たのが
冒頭の
「ここから新たな世界が広がったなぁ。。」
でした。

 

何がきっかけで人生のとびらが開くか、
わからないなー、って思います。

 

このOm Homeとの出会いのように、
間口は小さくて、
下手すればスルーしたかも…
とびらの向こうに未知の広い世界が
待っていることだって、あるのです。

 

デイヴィッドが落札したとき
もし私がネガティブな想念に負けて
無理やりでもキャンセルを主張していたら…

と想像すると、
あそこで気持切り換えようって
直感的な思いに素直にしたがえたことは
正解だったのでしょう。

 

直感とか虫の知らせには
意味があると思ってます。

アタマで作り出す怖れよりも
信頼する価値、あるんじゃないでしょうか(^^)

 

シダー・ブレークス国定公園キャンプ場にて(ユタ州)

 

 


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