先日、ある方からメールをもらいました。
彼女とは、去年だったか、日本からの旅行中に
うちのアートギャラリーに
ふらっと来られたのが最初の出会いでした。
そのとき世間話の延長で
私がハワイ島に住むようになった経緯や
夫デイヴィッドを引き寄せたエピソードなど
少しお話ししました。
それが彼女の心に何かしら響いたようで
数ヶ月前には、
今度は新婚のご主人と一緒に
わざわざ訪ねていらっしゃいました。
そんな彼女からのメールには
様々な価値観の違いから
その旦那さんと別れることにした、
と書かれていました。
びっっっくりしました。
が、その背景にはこんなことがあったようです。
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今まで他人や親の目線でしか
生きてこられなかったので、
自分の思いをあまり意識したことが
なかったんです。
ただ、だんだん私の生き方と
本当の自分とのずれが生じて来て
苦しくなっていたんです。
そこから外れるのもすごく勇気がいりますが、
自分でこれでいいんだっていう道に
少しずつ進めている気がします。
ゆりこさんを見て、女の私から見ても魅力的で、
私もいつか夢が叶えられたらなって思います。
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しかし、ほどなくして彼女から
こんな迷いのメールが。
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いま荷物の整理をしようと思って
旦那の家に行ったら、
なんともまた動くのが怖くなってしまい、
このまま私が我慢して
東京で生活していればいいんではないか
と思ったら、
頭がぐるぐる混乱してしまって、
私は一人になって一体何がしたいんだ、と
自分のことすらわからなくなってしまいました。
<中略>
親の言う通りに、
望むように生きて今まできました。
けど、ハワイ島への滞在が
自分自身と向き合うことにつながったんです。
なので余計に悩んでしまって。
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一旦決めたからといって
口で言うほど簡単なことではないと思います。
当人にしかわからない心境もあるでしょう。
絶対的に正しいことなんて
この世に存在しないから
彼女が思い直すのも、アリです。
むしろ離婚せずに済むなら
それに越したことはないかもしれません。
ただね、ひとつ気になるのが
「このまま私が我慢して」という一節。
<私さえ我慢すれば(すべて丸く収まる)>
って、誰でも一度は
言ったことがあのではないでしょうか。
かくいう私も…。
それは、どんな場面でしたか…?
このフレーズを言うとき、
<嫌々~させられている>
という気持ちを乗せていますよね。
つまり<うらみ節>ですね。
それが当然と思っているなら
「我慢」て言葉は出てきません。
心の中の、本当は納得してない部分を
「かわいそうな私」=「悲劇のヒロイン」
となることで埋め合わせているのです。
なぜなら、悲劇のヒロインには
同情やら「偉いわね」という
褒め言葉が集まり、
「私」をそんな目に合わす相手=悪者
という構図を作れるわけです。
それはそれで、「私」にとって好ましい状態。
「私」が我慢をやめれば
このバランスは崩れてしまうので、
ネガティブな感情を燃やしながら
いつまでも「我慢する私」を
続けなきゃいけなくなるんです。
これね、実にキツイんですよ。
悲劇のヒロインやってる限り
幸せになっちゃいけないのですから。
自己実現なんて、もってのほか。
だからチャレンジもできません。
裏を返せば、
「私さえ我慢すれば」は
幸せにならないための、
自己実現しないための、
チャレンジしないための
格好の<言い訳>になりえるんです!!!
先ほどの女性のケースでは、
「ものすごく勇気のいる」
「自分でこれでいいんだ、ていう道」を
行かない大義名分となり、
夢を叶えられない言い訳にできるのです。
残念ながら、私たちは
望むもの<だけ>を手に入れることは
できません。
コインの表をとるなら、
裏も必ず裏もついてきます。
求める何かを達成するとき
必ず痛みは伴います。
それでも「やる」と決めた人だけが
叶えることができて
他の人が味わえない喜びに満たされるのです。
リオ五輪のメダリストの
「4年間、すべてを犠牲にして
打ち込んできて本当によかった」
という言葉が、とても印象的でした。
生身の人間だから
いろんな感情で混乱することもあります。
それでも、安易な「私さえ我慢すれば」
は要注意。
それをしたところで誰も幸せになりません。
大切なのは、言い訳することなく
《ほんとうはどんな生き方がしたいのか》
にたち戻って、
そこから一つ一つ選択を重ねていくこと。
ただね、日常のなかにいると、
いつもの思考回路から
なかなか抜け出せません。
「悲劇のヒロイン」やってることに
うすうす気づいていても
素直にそうだと認められなかったり…ね。
そんなとき、私は
ハワイ島の大自然にとても助けられています。
雄大でね。
優しく、ときに厳しくもあるけれど
なぜか素直になれる。
素直になると<受け取れる>のです。
気づきも学びも、すーっと入ってくるし、
これからのビジョンも、
すとんとクリアになるんですよね。
最初のメッセージをくれた女性もそうでしたが、
<ハワイ島はいるだけで自分と向き合える>
土地なのです。
「私さえ我慢すれば」と言いたくなったとき、
そんな自分から何年も何年も抜け出せないとき、
空をぴゅんと8時間ほど飛んで
ハワイ島に来てください。
ヨガマスターのデイヴィッドと
ライフコーチの私がお届けするリトリートは、
ハワイ島の恩恵をめいっぱい取り入れて
<より受け取れる>ボディとマインドを
作るプログラムにしています。

ハワイ島で素直に自分と向き合い、
しっかり受け取って
悲劇のヒロイン、すんなり卒業しましょ♪
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次回のリトリートは、
2017年1月下旬から2月末ごろの間
で日程を設定する予定です。
ご希望の方には詳細が決まり次第、
《一般募集に先がけて》
ご案内を差し上げます。
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